• Author : Shishio Tsuchiya

 
 

CVPの冗長性-クォーラムクラスタについて-

はじめに 我々ネットワークエンジニアは冗長性の確保に関してはVRRPなどの手法に慣れている為、データベースシステムで行わるQuarum(クォーラム:定足数)クラスタ方式などに馴染みが無い方も多い。 本Blogでは従来のネットワークの冗長性の提供方法とCVPのクォーラムクラスタに関して説明し、理解を深めることを目的とする。 VRRPについて VRRPは標準技術であり、非常に多く使われている。 定期的にHelloパケットを送ることで隣接ノードの存在をContinue reading →

ダイレクトアタッチケーブル (DAC) および アクティブオプティカルケーブル(AOC)について

データセンターで使用されるケーブルやオプティクス 上図の様にデータセンターではそれぞれの接続用途および接続距離に合わせたオプティクスとケーブルが使用される オプティクスとケーブルが事前に接続されたアクティブオプティカルケーブル(AOC)とダイレクトアタッチケーブル(DAC)はブレークアウトやサーバー接続の用途でよく利用され、本ブログではDACおよびAOCについてまとめてみる。 ダイレクトアタッチケーブル(DAC) パッシブなTwinaxContinue reading →

EOSデバイスのCPU/メモリ管理について

はじめに Aristaの機器のオペーレーションシステム EOS(Extensible Operating System)は、従来のネットワーク機器のOSと比較すると大きく異なる部分がある。 この事により、既存機器からの置き換えの運用前の確認でいくつか質問を頂く事がある。 本記事はその質問に対してのEOS上のCPUやメモリの扱いをまとめたものである。 EOSアーキテクチャー EOSの特徴の中に特に本記事で取り上げたい部分は下記である。 Linuxカーネル – Fedora/CentOSのイメージを変更Continue reading →

クラスE-IPv4アドレス最後の楽園-

はじめに IPv4アドレスには従来クラスという概念があります。 クラスA:0/8〜127/8 32ビット中の最初の1ビットが0になるアドレス範囲のことを指し、0.0.0.0/8-127.0.0.0/8になります。 クラスB:128.0/16〜191.255/16 32ビット中の最初の2ビットが10になるアドレス範囲のことを指し、128.0.0.0/16-192.255.0.0/16になります。 クラスC:192.0.0/24〜223.255.255/24 32ビット中の最初の3ビットが110になるアドレス範囲のことを指し、192.0.0.0/24-223.255.255.0/24になります。 参考:RFC791 InternContinue reading →

ルータ間リンクのIPアドレス

はじめに ホストが存在しないルータ間リンク(ルータ同士を接続する間のリンク)でのIPアドレスは過去より色んな議論があった。 ネットワーク/ブロードキャストと2台のホストだけが存在する30ビット(例:10.1.1.0/30)の使用 これらを改善した31ビット(例:10.1.1.0/31) の利用 RFC3021 31-Bit Prefixes on IPv4 Links IPv4だけではなく、IPv6でも127ビットを使用するRFC6164 Using 127-Bit IPv6 Prefixes on Inter-Router Linksも存在。 本ブログではルータ間リンクにフォーカスして記Continue reading →

CVPコンプライアンスダッシュボード

はじめに 以前EOSのソフトウェア不具合(Bug)調査 で解説した通り、実際のネットワーク構築や運用は長期期間に渡るため、常に最新のソフトウェアで運用する事は非常に困難であると考えられます。 その一方で既知の不具合を知り、対処しうる対策を検討する事は不可欠だと思います。 本記事ではCVP2018-2-3より導入されたCompliance Dashboardの機能の紹介します。 また設定詳細はCloudVision Configuration Guideにも記載がありますので、併せて確認ください。Continue reading →

マーチャントシリコンの噂の検証

はじめに ネットワーク機器ベンダー独自の開発されたASICではなく、それらの機器ベンダーに提供するチップベンダーによる集積されたSillicon On Chip(SOC)いわゆる商用(マーチャント)シリコンがネットワーク機器に広く展開されるようになってから、10年以上の月日が流れています。 上の表はDellOroGroupの2016年のレポートですがベンダーASICとマーチャントシリコンの適用範囲の変化をレポートしたものです。 本ブログではマーチャントシリコンにまContinue reading →

アリスタの技術で働き方改革をサポート

はじめに 働き方改革というキーワードのもと、数年前と比べると私達の働き方や働く場所も大きく変わってきています。 自宅の Wi-Fi やカフェの公衆 Wi-Fi を用いて、VPNやクラウドサービス経由で、仕事で使用するリソースにアクセスする方も増えているのでは無いでしょうか? このブログでは働き方改革でますます重要になっていく Wi-Fi のサービス提供者側が必要となるトラブルシューティングのテクニックに関して記載したいと思います。 WiContinue reading →

超低遅延ネットワーク 0秒への挑戦

はじめに 皆さんはマイケル・ルイス原作のフラッシュ・ボーイズを読んだことはあるでしょうか? 極めて短い時間で株の売買を行うHFT(High Frequency Trading:高頻度取引)に焦点を当てた小説で、なぜHFTのネットワークで超低遅延が必要となるのかを理解出来るネットワークエンジニアにとっても非常に興味深い内容になっています。 株式取引システムとHFT(High Frequency Trading:高頻度取引)システム 非常に簡単ですが株式取引システムを図示しました。 Continue reading →

BGP IPv6 Link Local Peers Discovery -BGP Unnumberedに対するAristaの解-

はじめに 大量のマシントラフィックを処理をする必要があるデータセンターネットワークでは、BGPを使ったLeaf & Spineのトポロジーが有効であり、多くの設定や運用はテンプレートによる自動化が進められる。 このうち、IPアドレスなどは機器固有のアドレスになり、IPPAMとの連携などが考えられるが、ユーザに割り当てるアドレスではなく、ルータデバイス間のリンクアドレスが本当に必要なのかは非常に疑問が残る。 実際にIPv6のルーティンContinue reading →

EOSのソフトウェア不具合(Bug)調査

はじめに Arista EOSはモジュラー型システムであり、またそれぞれのエージェントはSysDBを中心としたPub-Subモデルであり、それぞれのモジュールは独立して動作可能なため、ソフトウェア不具合が入り込みににくく、また1日あたり50,000項目にもあたるテストを毎日実施しているため、高品質なソフトウェアを提供可能であると言えます。 Ariasta ホワイトペーパー EOS:次世代の拡張可能なオペレーティング・システム Arista Networks EOS Evolution and Quality wContinue reading →

EOS Ansibleの対応について

この記事ではArista EOSとRedhatのAnsibleの対応および実際の実行例などに関して書いてみます。 概要 AnsibleはRedhatが管理する構成管理ツールです。 読みやすく エージェントレス 他のオープンソースなどとの連携がしやすい のが特徴と言われてます。 当初AristaやネットワークベンダーはRoleという形でモジュールを公開していましたが Ansibleのバージョン2.1.0より標準でArista EOSをサポートにする様になりました。 Ansibleモジュール AnsibleにてサポートさContinue reading →

CLIの最適化

はじめに 運用者の皆さんと色々な場面で会話していると、下記の様な声が聞こえる時があります。 取らなきゃいけないshowコマンド増えたので、手順書作り直さなければいけない コマンドは取り忘れない様に指差し確認をしている ある表示が一緒にされれば分かりやすいのに そもそもCLIは人間の言葉を機械の分かる言葉に変えてくれる、ただのシェルにも関わらず、ネットワーク機器では随分重宝されている気もします。 Arista EOSでこれを改善Continue reading →

サービスプロバイダーに好まれるオペレーション

初めに Arista EOSはインダストリースタンダードCLIをサポートしています。 インダストリースタンダードCLIは 下記の様なオペレーションをサポートします。 ?を押すとヘルプを表示 tabを押すと候補になるコマンドが表示 設定変更はダイナミックに反映される 多くの運用者に好まれるインダストリースタンダードCLIですが、最後の設定変更に関しては様々な意見があるようです。 Commitベースオペレーション サービスプロバイダーの運用者の方などContinue reading →

BGPベストパス選択のshowコマンドでの確認

BGPベストパスの選択はRFC4271で定義されてはいますが、Weightなどのベンダー独自のアトリビュートも存在し、分かりづらい所もあると思います。 Arista EOSでのベストパス選択はこちらでまとまっています。 EOS 4.17.0F以降ではベストパス選択の際の不採用理由が明示されるようになりました。 本機能の説明を下記トポロジーを使って、説明をしたいと思います。 vEOS4とvEOS2はAS64500にあります。 vEOS4がvEOS3のAS64503およびvEOS1のAS64501とeBGPピアリングをしContinue reading →

BGP Replace AS-Path

導入 BGP Replace AS-PathはEOS 4.17.2Fから導入された新機能です。 AS番号変更や企業買収や統合によるAS番号統合の際に使われるReplace ASですが、EOSでは更に少し強力になっています。 上記の様なvEOS1 : AS65000,vEOS2 AS64512,vEOS3 AS64513,vEOS4 AS64514で接続されたネットワークで本機能を確認してみます。 それぞのvEOS2は10.255.255.2,vEOS3は10.255.255.3,vEOS4は10.255.255.4をアナウンスしています。 その際のvEOS1のBGPテーブルは下記の様になります。 設定概要 Replace AS-PathはrouteContinue reading →
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