• ポートグループ

 
 
Print Friendly, PDF & Email

高速ポートを多ポート提供するSpineスイッチの高速ポート(たとえば、QSFPポート)にブレークアウトケーブルを適用し、任意の速度を設定することで高速ポートを分岐することが可能です。Spine/Leaf ネットワークのLeaf スイッチに Spine スイッチとブレークアウトの考え方を適用することで Leaf スイッチとして利用することも可能になります。EOS4.21.6F (7050X2/X3シリーズ), EOS4.23.0F (7280R2/R3シリーズ) から、ポート設定に追加の手順が必要になりました。今回は、400Gプラットフォームの代表であるR3シリーズを例にその方法を紹介します。

ポート動作のデフォルトモード

400G Ethernet 対応のプラットフォームでは、50Gの電気レーンを束ねることで400Gポートが提供されるようになりました。(電気レーンについては、400G イーサネットについて①を参考にしてください) たとえば、7280R3シリーズをはじめとした400G Ethernet 対応のプラットフォームのQSFP100ポートでは、デフォルトで50Gの電気レーンを2本提供することで100Gに対応しています。(従来のプラットフォームでは、25Gの電気レーンを束ねることで100Gに対応していました)

電気レーンのデフォルト値は、show hardware port-group configuration コマンドで確認できます。 以下にコマンドの出力を示します。 “Default” は、該当ポートのデフォルトの電気レーン速度を示します。 “Active” は、現在の稼働している電気レーンの速度を示します。”Supported” は、当該ポートでサポートできる電気レーンの速度を示します。

#show hardware speed-group status
Group Interfaces        Supported   Default     Configured  Active
----- ----------------- ----------- ----------- ----------- -----------
1     Et1/1-4/3         10g,25g,50g 50g         default     50g
2     Et5/1-8/3         10g,25g,50g 50g         default     50g
3     Et9/1-12/3        10g,25g,50g 50g         default     50g
4     Et13/1-16/3       10g,25g,50g 50g         default     50g
5     Et17/1-20/3       10g,25g,50g 50g         default     50g
6     Et21/1-24/3       10g,25g,50g 50g         default     50g
7     Et25/1-28/3       10g,25g,50g 50g         default     50g
8     Et29/1-32/3       10g,25g,50g 50g         default     50g
9     Et33/1-8          10g,25g,50g 50g         default     50g
10    Et34/1-8          10g,25g,50g 50g         default     50g
11    Et35/1-8          10g,25g,50g 50g         default     50g
12    Et36/1-8          10g,25g,50g 50g         default     50g

QSFP100ポートは、10Gポートや25Gポートに分割して利用することが可能です。CAB-Q-4S-100G-xMケーブルは、QSFP100ポートを4ポートの25Gに分割します。CAB-Q-S-xMケーブルは、QSFP100ポートを4ポートの10Gに分割します。QSFP-40G-PLR4/QSFP-40G-PLRL4は、QSFP100ポートを4ポートの10G分割します。このような場合、従来のプラットフォームでは、ケーブル、トランシーバを搭載したポートに速度を指定することで対応していました。設定方法については、25G/50G Support on 7500R, 7280R, 7500R2, 7280R2 Series を参照ください。EOS4.21.6F, 4.23.0Fからは、これに加えてポートグループごとに電気レーンの動作モードを指定する必要があります。

ポートの設定

EOS4.21.6F, 4.23.0F からは、hardware port-group コマンドで、電気レーンの動作モードを明示的に指定します。ここでは、QSFP100ポートを10Gポートとして利用することを例にします。電気レーンの設定は、スイッチフロントパネルの隣合う4ポート (たとえば、Ethernet1, 2, 3, 4 ポートが該当) ごとに扱います。これをポートグループと呼びます。 show hardware speed-group status コマンドでポートのグループが確認できます。

#show hardware speed-group status
Group Interfaces        Supported   Default     Configured  Active
----- ----------------- ----------- ----------- ----------- -----------
1     Et1/1-4/3         10g,25g,50g 50g         default     50g
2     Et5/1-8/3         10g,25g,50g 50g         default     50g
3     Et9/1-12/3        10g,25g,50g 50g         default     50g

Ethernet1を10Gで利用するように設定します。ポートグループ “Group1 (Et1/1-4/3)” の電気レーンを10Gに設定します。hardware speed-group コマンドで明示的に電気レーンの速度を指定します。

#(config) hardware speed-group1 serdes 10g
show hardware speed-group コマンドで電気レーンが10Gに変更されたことを確認します。
#show hardware speed-group status
Group Interfaces        Supported   Default     Configured  Active
----- ----------------- ----------- ----------- ----------- -----------
1     Et1/1-4/3         10g,25g,50g 50g         10G         50g
2     Et5/1-8/3         10g,25g,50g 50g         default     50g
3     Et9/1-12/3        10g,25g,50g 50g         default     50g

show interfaces status コマンドでQSFP100ポートが10Gとなっていることが確認できます。40G-PLR4のトランシーバを搭載して10Gポートの提供が可能になります。

#show interfaces status | grep 40G
Et17/1            notconnect   1        full   10G    40GBASE-PLR4
Et17/2            notconnect   1        full   10G    40GBASE-PLR4
Et17/3            notconnect   1        full   10G    40GBASE-PLR4
Et17/4            notconnect   1        full   10G    40GBASE-PLR4

従来は、任意のポートに”speed” コマンドで速度指定をするだけでポート速度の変更が可能でした。今回ご紹介したとおり、EOS4.21.6F, 4.23.0F からポートグループの設定が必要になりました。Spineスイッチを活用して多くのダウンリンクポート数を提供するケース、Video over IPのネットワークで2022-6, 2110のゲートウェイを収容するため10G, 25G, 40G, 100Gのポートを同時に提供するケースなど高速ポートを分岐するケースでは設定にご注意ください。

Follow

Get every new post on this blog delivered to your Inbox.

Join other followers: